池田市の整体&指圧マッサージ
予防医学の大切さ
桜が咲き、いよいよ春本番になってきましたが、皆さん体調の方はいかがでしょうか？
気温が上がると気持ちがポジティブになり、体もよく動き始めるのでは？
寒い冬場あまり活動的でなかった方も、動きやすいこれからの時期は積極的に動き、血流をよくしていくことをお勧め致します。
今回は東洋医学が大切にしている「予防医学」について少しお話をしたいと思います。
早速ですが、私が日々心がけることが２点あります。
それは、
① 血液をきれいにする。
② 骨格の歪みを少なくする（姿勢の意識）。
上の２点は東洋医学ではとても大切に考えられていることです。
① 血液をきれいにする。
これは言い換えれば「食に気をつかう」と、いうことです。
１０代、２０代のときは私もジャンクフードをはじめ、健康食に関して全く関心がなく、胃腸を悪くすればその時だけ節制し、治るやいなや反省もなく同じことを繰り返す・・。
不摂生そのものでした。
これらの不摂生をしていても体調をキープできたのは、やはり基礎代謝が活発で、常に細胞が入れ替わっていたからこそなんとかなってきた話だと考えます。
運動量も減り、代謝が低下してきた３０代後半からは体も太りやすくなり、筋肉や靭帯部の柔軟性が低下することで血流が悪くなり、凝りも感じるようになりました。凝りができることで更に代謝も低下し、細胞の入れ替わりが少なくなってくると、食べているものがダイレクトに体調に影響を与えるようになります。つまり、口にするものが血管、血液、そして筋肉を作っていくということです。
私は血液を車のガソリンに例えます。悪いガソリンでは車はよく走りません。人の体もまた同じ。添加物、農薬のない食事を常に理想とし、どんなに忙しくても体に入れるものだけはこだわっていきたいものです。食べている物がそのまま自分の身体を構成する・・、その意識を持ち続けることが大切だと思います。そして偏った食事もよくありません。最近流行りの糖質抜きダイエットがいい例です。炭水化物をシャットアウトして脂肪を燃料にして動き、体重を減量する、との考えですが、日本人の食文化は炭水化物（主食）を中心に長く続いてきました。体の遺伝子にもその記憶が刻み込まれているはずです。
長く続けてきたことを理論上大丈夫との理由だけで止めてしまうにはあまりにもリスクが大きいと私は考えます。やはり主食メインの食スタイルでエネルギーを充電し、活動するのが基本ではないでしょうか。 ただ現代人は炭水化物（糖質）を動く量に対して、やや取りすぎの傾向があるのは事実です。炭水化物（糖質）を減らすなら、就寝にかけて運動量の減る夕食で通常量の半分程度に減らしておくと、脂肪がたまりにくく、肥満予防には効果的です。
地域性と食事の関係も大切です。寒い地方の方は野菜が体に良いからといって、肉を食べず体を冷やす物ばかりを口にしていると体温が低下し、体が弱まることでしょう。
寒い地域に住むエスキモーがお肉をよく食べるのは体温を維持することに関係しています。私達日本の土地、風土には、和食中心の食事があっているように思われます。
実際、年齢を重ねるほど、私自身、体がそのように感じます。
②骨格の歪みもまた体の健康を予防するうえで大切です。
それが悪化してくると、手、足等のしびれにつながってきます。しびれが慢性化すると整体やマッサージなどの施術でも中々治らないのが現実です。
慢性化する前にケアーをすることを強くお勧めします。
基本は御自身でのストレッチで予防できます。歪みとはそもそも何か・・。
骨が歪んでしまうように思われる方も多いですが、一般的には体の癖などで、左右の筋肉バランスがくずれ、片方に筋肉が収縮し、その結果関節が引っ張られることによる歪みなのです。したがって軽度な状態でしたらストレッチで左右の筋肉バランスを整えてあげれば歪みは戻ります。
ただ凝りが強く、痛みでストレッチが行えない方が多くいるのも現状です。そのような方は定期的に私達、東洋医学を志すものの所（マッサージ、針、整体など）で御自身にあった方法で凝りを緩和させることを行うのが大切です。決して薬だけに頼ってはいけません。痛みの強い時の薬は正直心強い味方です。
しかし対症療法では歪みは消えません。慢性病にこそ東洋医学で根本治療をしてください。正直、西洋医学のような即効性はありません。しかし姿勢を正す意識を日々追求しながら徐々に健全な体を手に入れることができるのです。私達は治療ではなく、そのアドバイザーとしての役割を担っています。
薬ずけの日々を送っていらっしゃる方は今一度予防医学の大切さを認識し、薬を減らしていけるように根本の治療をしてみてはいかがでしょうか？
私達は皆が健康でいられる社会を願っています。
