夏バテ解消法
暑い日が続きますが皆さん夏バテはされていないでしょうか?
暑い暑いとエアコンの中にいるだけでは夏バテは避けられません。
暑さを楽しむ位の気持ちで健康的にこの夏を乗り切ってみてはいかがでしょうか?
今回は私が個人的に実践している夏バテ解消法を、いくつかお話したいと思います。
★エアコンなし生活
私は今年から本格的にエアコン使用を最小限に抑えた生活を実践しています。
正直、エアコンなし生活をスタートさせた初めの3日間程は苦しかった・・(笑)
もともと暑がりなので余計にそう感じました。
しかし一週間もすれば体がすっかり慣れ、いまやエアコンなしに快適ささえ感じるようになりました。学生時代に海外の色々な国をバックパッカーで回っていましたが、湿度の高い国、衛生面のよくない国など環境面でハード場所は多々ありましたが、今思い出せば、体が辛かったのは最初の3日間程で、すぐにその国の風土に馴染んでいったのを思い出します。
つまり、人の体は環境に慣れていくもので、エアコンはないならないでなんとかなるものです(但し注意点はあります。それは後文で)。
エアコンなしが体にもたらすメリットをしっかりと認識して、暑さに強い体を作りましょう。
ではその具体的なメリットとは・・・
@汗腺が発達して、常時、汗(不要な水分)を排出できる
つまり、エアコンを使用しないことで汗腺が開き、不要な水分を汗として小分けに体外に排出できるようになります。
エアコンの中にいると汗腺がとじて水分が体内に溜まっていきます。
そして、エアコンの外に出た瞬間に・・。爆発的に汗が吹き出し、もう止まらない、という経験をされる方が多いかと思います。
大量の汗をかくと、体の塩分・ミネラルが急激に失われ、一気にバテを起こします。
バテたら最後、水分をがぶ飲みし、それがまたバテを悪化させ、さらに疲労していくという悪循環に陥るのです。
常温で暮らし、汗腺を発達させ、汗を小分けに出し続けていれば、急激なバテがなくなり、
水分の摂り方も自然と少量づつになっていきます。 結果、バテにくい、夏に強い体になっていくのです。
Aちょっとしたことで涼しさを感じ、体が快適に感じる機会が増える
エアコンなしの恩恵の一つに、夜を涼しく感じることができます。日中の気温に耐えられると、夜の日が差さない状態はまさに快適そのもの。暑がりのわたしでさえ、夜の涼みを楽しめるようになりました。
エアコンをかけた生活をすると、夜もまた更にエアコンの温度を下げないといられなくなります。これでは夏の間、室外を一切快適に過ごせなくなってしまいます。
エアコンなしで過ごすことに慣れると、曇りの日には体がより楽に感じ、風のある日にはとても快適にさえ感じます。それは常温の中で生活するからこそ、感じとれる変化であり、体力が落ちることなく夏の暑さに体が順応していきます。
これも大きなメリットではないでしょうか。
※ただ、28度を超えた湿度の高い状態では、睡眠の質が極度に落ちると言われているので、湿度の高い日にはエアコンで除湿してから就寝するのは、質の良い眠りを得るために必要かもしれません。その場合、朝までエアコンをかけるのではなく、3時間程のタイマーにとどめるのが体を冷やしすぎず良いでしょう。
※エアコンなし生活の注意点
エアコンなし生活の注意点が何点かあります。それは密室でのエアコンなし状態は大変危険ですので絶対にやめましょう。窓を開け、風の通り道を作るのが必要です。そしてぜひ扇風機を活用してください。
窓が一面しかない場合も、扇風機の向きを室内から窓に向けると風が外にでて熱気が逃げやすくなります。逆に窓から室内方向に扇風機を向けると風がさらに室内に入ってきますので、体感が涼しく感じます。
窓を開け、扇風機を活用することが、安全で体の負担を減らします。
★扇風機の活用のメリット
夏バテ解消に欠かせないものが、扇風機の活用です。
エアコンがなくても、扇風機で室内の空気を循環させておくと意外と快適に過ごせます。
そして扇風機使用の最大のメリットは、汗を自然に気化してくれることです。
人は、汗が気化するときに 体熱が下がります。それは熱中症予防としても、とても大切なことなのです。
エアコンによる汗の乾燥は汗腺を閉じ、水分を体内に閉じ込めてしまうのに対し、扇風機の風は汗を自然に気化させて体温を下げてくれる効果があります。
風を受け体感を涼しくしてくれるだけでなく、体熱も下げてくれる扇風機。
使わない手はありませんね!
★適切な時間帯による運動
「エアコンなし生活」に続いて夏バテ解消に効果的なのは、やはり適度な運動であると考えます。
ただ日中炎天下の時間帯などに運動をすることは、逆効果で体調を悪化させることでしょう。
体に負担のない時間帯を見つけ、運動を取り入れることが大切です。
夏の運動は体に大きな負担を与えます。しかし、時間帯を合わせれば最小限の負担で効率よく体力をつけることができます。
私が意識しているのは、早朝、もしくは夕方からの風の吹く時間帯です。
風は扇風機と同様に汗を自然に気化してくれます。つまり運動中に体熱を冷却してくれるメリットがあります。
自然の扇風機である風をぜひ利用してください。
但し、風があっても体に負担が強いと感じた時は、さらに涼しくなる夜間の時間や、気温の低い早朝に行うのが良いでしょう。
ちなみに私はスポーツバイク(自転車)で30分〜1時間の運動をしています。進行風や自然の風を受けて涼しさを感じるこのスポーツは、体の負担が少なく、殆ど足の怪我をすることがないのでお勧めです。
★夏の規則正しい生活
近年の夏は35度以上の猛暑日になることも珍しくありません。日中11時〜15時位の時間帯は特に無理をしないことが大切です。無理をすれば体の水分を急激に失い、体温上昇による熱中症や夏バテ症状を引き起こします。
私のお勧めは、早朝の時間を有効に使うことだと思います。
早起きして軽く運動するもよし、通勤に自転車やウォ−キングを取り入れたり、家事でたくさん体を動かして体内の余分な水分を排出して、朝に一度体をリセットすることです。
体内の余分な水分をだして一日をスタートさせると体の調子は上がることでしょう。
日中エアコンの室内にいる方は、寝る前に軽い運動で一汗かくことで、再度汗腺が開き体調は随分と良くなります。運動の時間がなければ、熱いお風呂やサウナも効果的です。
そして夏バテ予防として、昼寝は大変重要です。昼食後30分程睡眠を取ることで体力が大きく回復することでしょう。
夏こそ規則正しい生活を心掛けるのが「夏バテ解消」に最も大切なことなのです。
暑さに強い体を作り、共に夏を楽しみましょう!