腰回りのストレッチの重要性
12月に入り随分と寒くなりましたね。本格的な冬の到来でしょうか。
これだけ冷えが進むと、筋肉が固くなり体のコリが気になってきます。
今回は、そんなコリの辛い状態を乗り切るためのお話をしてみたいと思います。
今からお話することは私が普段気付き、そして日々予防として実際に行っていることです。
今回は腰回りに重点をおいてお伝えしていきたいと思います。
私の場合、まず朝起きて腰が固くなっている事に気付きます。
すぐにストレッチをするとピキッといってしまいそうなので、まず体を動かすようにしています。
私の場合は朝の掃除です。なるべく前傾姿勢をとらないように、膝をまげることを意識しながら動きます。30分も動けば体が温もってくるので、それからストレッチを行うようにしています。
結論から先に言えば、朝のストレッチは必ず必要だと思います。
コリの強い体の状態で、ストレッチをせずに生活をスタートさせると、血流が悪く、体がすっきりしないだけでなく、頭もさえない状態が続きます。
首肩などのコリが強い時などは、頭への血流の流れが更に悪いため、視力もかすみ、思考もすっきりせず、ポジティブな気分にもなりにくいのです。
そのような時、ストレッチを行うと調子が回復していきます。筋肉をやわらかくすることで一気に血液が全身に回り始めます。
体全体に血液が回り始めると頭部にも流れやすくなります。血流がまわると体温が上昇し、気持ちも上向きになりポジティブになれるのです。
色々な相乗効果が出てくるのですね。
上の症状が当てはまる方は是非朝のストレッチをお勧めします!
ではどの部分をストレッチすると血流がよくなるのか?
もちろん体全体をするにこしたことはありませんが、私が特に重点をおいているのが腰回り(腰・おしり・ふともも)です。
腰回りは上半身と下半身の連結部分であり、その部分の筋肉が固くなると足への血流も悪くなり、結果体全体の血液がうまく流れなくなります。
下半身は体全体の6割を占める筋肉量ですので、その部分がうまく流れないと体全体に影響を及ぼすのですね。
例えるなら血流は川の流れ、一部がせき止められると別の場所の流れに大きく影響を及ぼすのです。
高血圧の方は上半身に血液が集中しているケースが多いので、改善法としてウォーキングが勧められています。
目的は下半身に血液を流して上半身の血圧を分散することにあります。
このような例からも、下半身に血液を流すことの重要性がよく分かります。
腰回りの血流を悪くすると色々な症状を引き起こすことにつながるのです。
私が肩凝りの方にも部分マッサージだけではなく背中、腰、そして足のマッサージをすすめるのには、これが理由でもあります。
体全体に血液を流すことがコリを軽減させ、健康を維持できることにつながっていくのです。
軽度の肩凝りなどは実際、ジョギング、またはウォーキングなどで改善してしまうことも多いのです。
私の場合は、コリの強い時はマッサージと運動(ストレッチも含む)を合わせて、コリの軽度の時は運動またはストレッチのみで体調管理 を行っています。
では、少し話を戻して実際にストレッチを行う上での重要なポイントを何点か書きたいと思います。
具体的な腰回りのストレッチ方法は、
いこいのブログ「いこいの季節日記」にアップしていますのでぜひ参考にしてみてください。
1、一つのストレッチは15秒程度もしくはそれ以上時間をかける。
よく勢いだけで3秒程度の強い負荷をかけてストレッチをする方がいます。イメージでいうと「グイッグイッ」という感じでしょうか。
しかしその強い負荷では15秒伸ばし続けることはできないでしょう。
一瞬のストレッチより、15秒かけたストレッチの方が効果があがります。
15秒かけると呼吸も必要になるので有酸素運動にもなります。
15秒のストレッチをするには、無理のない強さでスタートしなければならず、それが適正な負荷になります。
徐々に強くしていけるので筋肉を痛める心配もありません。
2、ストレッチの理想は一日3回程、朝昼夜と三回程度する。
私は、ブログに掲載しているストレッチを、毎日3回しています。
1回当たりは時間にして10分もないくらいでしょうか。
そして10程度のストレッチメニューをこなしています(ブログ参照)。
しかし時間にして一日わずか30分程です。
たったこれだけで、日に日に体は柔らかくなり、姿勢が改善され、腰痛も軽減されてきています。
夜しかできない方はお風呂上がりに、一か所につき15秒を2セットほどじっくりと行ってください。
3、一か所に時間をかけるより、色々な箇所を均等にストレッチする。
筋肉は隣の箇所をはじめ互いに影響し合っているため、関連箇所すべてを伸ばした方が結果筋肉が
緩みやすくなります。私は、マッサージも同じ原理でほぐしています。例えば腰を軽くしたいのなら、隣のおしりの筋肉はもちろんのこと、ふとももの表裏もしっかりと伸ばします。
4、ストレッチの時間を楽しみ、継続できるメニューを作る。
アロマをたきながらでもよし、いい音楽を聴きながら、又はドラマを見ながら等、自分なりに楽しみながらストレッチをすることで継続できると思います。
あと、自分なりのメニューを組み立てると継続しやすくなります。
私の場合は一か所15秒に決め、10弱程度のメニューを流しています。
最後に、ストレッチは姿勢矯正にもなります。「正しく曲がる方向にしっかり曲がる、関節の可動域をしっかりとれるようになる、柔軟性を持つことで、固い筋肉に骨が引っ張られて姿勢が歪まない」、等の、いいことばかりです。
私は以前「カイロプラクティック」の学校に通っていましたが、校内に大きく張り紙がしてありました。
「健康は正しい脊柱にあり」。
やはり体の基本は柔軟性を持った正しい脊柱(背骨)にあるのですね。
残念ながら人間の体は一日でも何もしないと、どんどん柔軟性が失われていきます。
皆さん、自宅でできるストレッチを毎日行い、一緒に生涯の健康を手に入れましょう!